SNS時代のジャーナリズム。分散型メディア「Nowthis」がすごい

すごいメディアを発見してしまった。

その名も「Now this」。

nowthis

このメディアのすごいところは、ニュースが徹底的にスマートフォン上のSNSに最適化しているところ。ツイッターFacebookを見てみるとわかるのだが、報道されるニュースはすべて「30秒程度にまとめられた動画」、そして音がない場所でも見られるようすべてに「テロップがついている」ところだ。この点で活字メインのBuzzfeedやHuffingtonポストとは一線を画す。

この「コンテンツ」のあり方に合わせ、「プラットフォーム」のあり方も奇抜だ。なんとNowthisには自身のウェブサイトが存在しない。Nowthisのサイトに行くと「ホームページなんて古くさい。情報はいま、あなたがいる場所にある」というメッセージとともに、ツイッター、Facebook,Tumblr,Vine、インスタグラムなどといったプラットフォームのリンクが貼られてある。自身のウェブサイトではコンテンツを一切発信していないのだ。これを、「オウンドメディア」と対比させ、「分散型メディア」というらしい。

以下は先週ドナルド・トランプ氏がイスラム教徒の入国を拒否しようと言ったことに対してイギリスで湧き起こった「ドナルド・トランプの入国を拒否しよう」という署名キャンペーンについての動画。

なによりすごいなと思うのは、これがエンタメコンテンツなどではなくジャーナリズムであるということだ。30秒で視覚的に訴えるメッセージ。当然それはまとめられかたからして「政治的中立」などとは言えないわけだが、これはそもそもアメリカのメディアが自分の政治的立場をはっきりさせて報道することを厭わない伝統からも来ているのだろう。

シェアされ、拡散されることを大前提にしたSNS新時代のジャーナリズム。日本でも是非やってほしい。

この「分散型メディア」の論点、以前ブログでかいた「EUデジタルクリエイター支援イベントで考えた、中央集権型&分散型カルチャー、そして日本の著作権の未来」とつなげられるかもなあ。少し考えてみよう…。

 


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