ブリュッセルなう。テロ警戒レベル最高の街はいまこんな感じ

ブリュッセルはテロ警戒レベルが最高の4の状態で4日が過ぎ、今日からテロ警戒が3に下がった。学校や地下鉄などは今日から再開。しかし、まだテロリスト容疑者のすべてが捕まったわけではない。

パリのテロ襲撃のあとから街にはパトカーのサイレンの音が絶えなくなった。朝サイレンの音で目覚めることもめずらしくない。テレビをつければ常にテロ特集だ。かといって、誰が捕まりました!という情報がリアルタイムで入ってくるわけではない(公式発表は常に曖昧だ)ので、常に不安な気持ちはある。

土日のブリュッセルはまさに戦時中そのもの。

この感覚、どこかで体験したことあるなあ…と思ったが、東日本大震災のときの感覚にかなり近い。

テレビを点けてもSNSを見てもそのことしかやってないのに、肝心な情報は入ってこない、なにが本当の情報なのかよくわからないあの感覚。

街全体がどこか非現実的な日常に浮き足立っていて、世界から注目されていて、これからどうなるのか、どこに行くのかわからないあの感覚。

同時に、非日常感が日常化してしまっている(パトカーの音≒ポポポポーンと考えてもらえばわかりやすいかも)奇妙な感覚。

ひとつ違うのは、今回の不安の対象が人間であること、しかもそれが顔の見えない人間であることだ。

「イスラム」というカッコつきのアイデンティティを背負った彼らは、ヨーロッパの社会に分断を生み出そうとしている。まだEUレベルでの大きな移民政策の転換は見られないものの、加盟国レベルではすでに軋轢が出てきている。

個人的にはシェンゲン協定の撤廃や国境コントロールはEUの現状を見るに現実的な政策ではないと思うものの、どの程度移民政策が揺らぐのかはまだわからない。EUという「理想」が「現実」をどう乗り越えていくのか。これからを注視したい。


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